【和歌山】スケボーで美術館前広場の階段や点字ブロックなど破損…県教委「壊した人物を特定し、損害賠償請求も検討する」

スケボーで美術館前の広場破損…賠償請求検討
2017年09月12日 07時53分

和歌山県立近代美術館(和歌山市吹上)前の広場で、石製の階段やベンチなどが壊される被害が相次いでいる。

同館に設置された防犯カメラの映像や職員の目撃情報から、県はスケートボード遊びが原因と判断。
貼り紙でスケートボードの禁止を警告しているが、収まる気配はない。視覚障害者用の点字ブロックも壊されており、
県教委は「壊した人物を特定し、損害賠償請求も検討する」としている。

被害が出ているのは、美術館に続く階段や広場に設置されたベンチなど。
階段の縁が割れたり、ベンチの角が何かでこすったように黒く変色しているのが10か所以上確認できる。
点字ブロックは、外れた突起の破片が周囲に散乱しているのが目立った。

県教委文化遺産課によると、1994年の開館直後から、階段にスケートボード
乗り上げてターンしたり、ベンチの上を滑らせたりする若者が見られるようになった。

見つける度に注意していたが、次第に若者らは午後5時の閉館後や休館日の月曜に集まるように。
職員や警備員が注意すると、いったんは立ち去るものの、しばらくすると再び姿を見せる「いたちごっこ」(県教委)。
2015年の「紀の国わかやま国体」に合わせ大規模修繕工事を行い、破損箇所を補修したが、
すぐに現在のような状況になったという。

繰り返される被害に業を煮やした県は今年7月、和歌山西署に相談。
県民から「公費で修繕するのではなく当事者に責任を負わせるべきだ」との意見が寄せられたこともあって、
「“犯人”が特定できれば、修繕費用を請求することも検討したい」と、マナーを守らない若者に強気で臨む姿勢を見せる。
同課は「広場は静かに文化を楽しむ場であり、近隣住民の憩いの場所。自分勝手な遊びはやめて」と呼びかけている。
(坂戸奎太、東直哉)

YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170911-OYT1T50072.html
スケートボードによるとみられる階段の破損箇所
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170911/20170911-OYT1I50022-L.jpg
壊された点字ブロックの突起(和歌山市で)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170911/20170911-OYT1I50023-L.jpg
美術館の壁に貼られた警告文(和歌山市で)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170911/20170911-OYT1I50021-L.jpg